痛みに強いのは男と女どちらか(電気刺激による実験)
非糖尿病群の総数は1658名(男1024名、女634名)である。糖尿病群の総数は829名(男477名、女352名)である。
実際の計測に当たっては、それぞれの部位で3回ずつ測定して、平均値をその部位における知覚閾値として採用した。
男が女より痛みに強いのはなぜか?
男性ホルモンのテストステロンが痛みを鈍らせることが、米国とベルギーの研究者達によって発表される
この研究論文の主著者は、プリンストン大学の動物生理学・行動学者Michaela Hau氏です。
Hau氏ら研究チームは、雄のスズメにテストステロンを与えてから、スズメの片方の脚を湯につけ、湯の温度を変えては、痛みに対する反応時間を測定する実験を行ないました。
湯の温度が51度Cよりも低いとスズメの反応には時間がかかリ、もっと高い温度ではスズメは脚をすばやく引っ込め、熱い湯でスズメが苦痛を感じていることが示唆されました。
52度Cの湯では、テストステロンを投与されたスズメは、投与されていないスズメよりも3 倍の時間、脚を湯の中につけたままにしていられました。このことから、テストステロンを投与されたスズメは痛みに対する耐性が高まったことが実証されたのです。
さらに研究チームは、テストステロンの効果を妨げる薬の効果を試しました。この薬を与えられたスズメは、48度Cの湯に脚をつけていられる時間が半分になリ、薬を投与されていないスズメは、48 度Cではほとんど痛みを示さなかったのです。
女性のメンタル面の弱さが痛みに影響
医療各科のうち「内科」、「外科」、「整形外科 」、「精神科 」,「産婦人科」、「小児科」,
「耳鼻咽喉科」,「眼科」,「皮膚科」および「歯科」の10科に対 して ,回答者が持っている「痛み」の印象について尋ねた。
男女間で有意差が見られたのは、内科 ,外科,精神科 ,小児科 ,耳鼻咽喉科 ,歯科の6科でいずれも女子の方がスコア平均値が高く、痛みの印象を男子よりも強く持っていた。また、男女とも外科,産婦人科、歯科に好スコアを示した。全体を総じてのスコア平均値では、男子308,女子3,21とな り、男女間で有意差がみられた。
GIRK2が男性に多いことが、男の方が痛みに強い一因
痛みを耐えるにはGIRK2というタンパク質が関係していることがわかっている。GIRK2を無くしたマウスは痛みに弱くなるし、モルヒネなど痛みを緩和する薬品にGIRK2を活性化するはたらきがあることもわかっている。
小膠細胞の機能のひとつによって雄のマウスでは痛みが効果的にブロックされた
マギル大学やトロント小児病院の研究員からなるチームは、小膠細胞(microglia)と呼ばれる免疫系の細胞によって、傷や炎症の部位から痛みが神経系を通じて伝達されるという学説を検証。研究で分かったことは、小膠細胞の持つ様々な機能のひとつによって雄のマウスでは痛みが効果的にブロックされたのに対し、雌のマウスでは同様の効果が見られなかったそうだ。
ドーパミンが痛みを鎮める作用を持っているから?
男性が痛みに強い理由は様々だが、テストステロンが、痛みの感度に何らかの影響を、およぼしていることは間違いなく、慢性的に痛みを感じている男性に、テストステロンを補充してやると効果があるかもしれない。
女性がすぐ泣く理由
直近で涙を流したのはいつですか?
参天製薬株式会社が20代〜40代の女性3000人にこの質問を投げかけたところ、約2/3の女性が「一ヶ月以内に泣いた」ことがわかりました。中でも「一週間以内に泣いた」人は約40%。女性がいかに涙もろいかを表す結果となっています。(イマドキ女子が涙する邦画調査 参天製薬調べより)「女は男よりも情け深く、涙もろい」といったのは、古代ギリシアの学者アリストテレスですが、アメリカの生化学者ウィリアム・H・フレイⅡ世博士の調査によると、女性は1カ月に平均5.3回泣いたのに比べ、男性は1.4回と、女性の3分の1以下だったそう。一般に、男性と女性とでは、女性の方が泣きやすく、涙を多く流す傾向にあるようです。「涙は女の武器」とか「女の涙に男は弱い」という言葉があるのは、やはり男性より女性がよく泣くことから生まれてきたのだと思います。
女性がすぐ泣く原因は
女性ホルモンの乱れによるもの
うつ病などの病気が潜んでいる
鬱病は女性の方が多い。
感受性が強い
女性脳は、「事実」や「出来事」よりも、楽しい悲しいや快不快といった「感情」や、綺麗や暗いなどの「印象」 で記憶する特性があり、それらを思い出すため、感受性も男性より大きくなりがちなのだそうです
自主性がない?
泣いて誤魔化して、自分で問題を解決しようという積極性や自主性のない性格だとも言えます。泣くことで周囲の人の心をコントロールして、まわりから非難されたり叱られる事から逃れようとするための道具として涙を使う卑怯な面もあります。
精神的に未熟
男と女、痛みに強いのはどちらか?
電気刺激による痛みの耐性は男性の方が女性より強い
被験者
現存痛がなく,過去に重篤な痛み体験のない健康な大学生30名を被験者とした。
被験者は実験者と既知の女子7名(A群)、初対面の女子12名(B群)、初対面の男子11名(C群)の3郡に分けられた。
実験方法
ベッド臥床した被験者の心電図、局所発汗量、皮膚温を測定した。
VisualAnalogue Scale(VAS )で痛みを全く感じない状態を0,耐えられない痛みを100とし、被験者が70~80の痛みを訴えた時の電圧に固定して電気刺激を行い、実験中痛みをVASで表現させた。
結果
注射部位の皮膚の痛みは女子の方が弱い
被験者
極度の空腹や満腹状態でない,疲労感や不安の訴えのない, また身体に痛みがない男子学生27名,女子学生61名の計88名 (18-37才)を 被験者に選んだ。
実験方法
注射針刺入部としてよく選択されている三角筋,前肘,手背各部の皮膚痛覚閾値を, タングステン製 (直径140μ m)の 刺激毛を用 いて痛点分布密度を測定する方法で調べた。
三つの刺激部位皮膚表面上に1名につき計10区画マジックで皮膚上に印をつけた。1区画2×2mmの中を約0 5mm間隔で16点,刺 激毛で順次刺激 した。
刺激された皮膚感覚点に生じた感覚を4種類に大別し、被験者に答えさせた。
結果
その結果,三 つの皮膚領域 とも, 痛点分布密度(prick painとdull painの総数)は 男性より女性の方が有意に大きかった (平均痛点数 :男,7.6-11.0/4 mf,女,102-122/4 mr)。
部位別では,手背部 (男,76± 47/4 mf,女 ,102± 42/4mイ ),三角筋部 (男,91± 50/4m`,女 ,107± 44/4mイ ),前肘部 (男,110± 41/4m`,女 ,121± 33/4mf)の 順で痛点分布密度が小さかった。
この傾向は注射針刺入時の鋭い痛みに相当するprick painのみの分布に着目しても同様であった。
健康な青年層では,女性は男性より痛覚闘値が低いこと,そして手背部の間値は比較的高いことを考察して注射や採血を行 うべきであると結論した。
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*1:皮膚感覚の分類
1、刺激により瞬時に生 じる,強 い,刺すような痛み。prick painに相当するもの。
2、1よ りも遅 く生 じる,弱 い痛み。触覚やかゆみ感覚,熱 感が混在することがある (dull pain)。
3、触覚または圧覚。感覚は全 く混在しない。
4、無感覚。
分娩時の陣痛に耐えれる女性の方が痛みに強いというのはウソ
女性の方が痛みの閾値が低いため同じ痛みでも強く感じる。
女性は一生を通じて男性より痛みが多く、そして強く訴える。痛みには性差があり、女性の方が痛みの閾値が低いため同じ痛みでも強く感じる。(Berkley.K.J.1997)分娩時の陣痛に耐えうる女性の方が痛みに強いというのは誤りであるらしい。
https://www.fujipharma.jp/product/infertility/smartbook/Supple01.pdf#search
女性は、出産をするから、男性より痛みに強いはウソ!?
女性は、出産をするからか、男性より痛みに強いとよく言われます。しかし、新しい研究は女性が男性より痛みに上手く対処できるという意見に疑問を投げ掛けます。
実際のところは、女性は、男性より、特定の病気や状態の痛みを強く感じるようです。
この研究では、首の痛み、関節痛、副鼻腔炎、ヘルニアなど多くの病気で、自己申告の痛みの強さに男女差があることを発見しました。米国のスタンフォード大学医学部の准教授のアトゥール・ビュート(Atul Butte MD PhD)氏らが、Journal of Pain誌電子版に12日付で報告しました。
この研究者によると、この研究はこの種の研究で最大規模のものです。
まず7万2千人以上の患者の1つ以上の状態の痛みスコアが記録された医療記録を特定しました。250以上の診断で、16万以上の痛みスコアを発見しました。
全ての患者が、痛みの程度を、「痛みがないこと」を表わす 0 から、「最悪」を意味する 10 までのポイントで評価しました。
そして、1万1千人以上の男性と女性で、報告された疾患特異的な痛みスコの差を分析しました。
47の病気と痛みを伴う状態を調べて、14の場合で、女性は男性より非常に大きい痛みを感じたと報告したことを発見しました。状態によっては、女性は、男性より、痛みの強さをまるまる1ポイント高く評価しました。
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女子の方が早熟だから中学までなら男子より成績がいいという謎の風潮
中学生ぐらいまでは女子の方が早熟だから優秀で、高校に入ってから、体力と集中力がある男子の成績の伸び率が凄く女子に逆転するという話を、聞いたりした事ありませんか?しかし、成績の上位に男子が固まるのは小学生のころからの現象のようです。
有名進学塾のトップ層小学生 「小5の算数」で男女差が出る
うちの塾のトップ層を見たとき、小学4年生までは男女半々でそんなに差異は見られません。ですが5年生になると教室によっては7割ぐらいが男の子になって明らかに男女に開きが出てきます。成績で差がつく主な原因は算数だと考えられます。
塾の成績上位者はなぜ男子が多いのか
日能研のHPでは過去のセンター模試の成績履歴が見れますね。 ほぼ100%、こういう結果(↓)になったと記憶しています。
国語:女子>男子 ・・・ 逆転した例は1つもないはずです。
算数:男子>女子 ・・・ これも逆転した例はないはずです。しかも大差です。
理科:男子>女子 ・・・ これまた逆転したことがないはずです。ただし算数ほどの差はありません。
社会:男子>女子 ・・・ 差はそれほど大きくありません。もしかしたら逆転例があったかも知れません。
春から夏にかけて行われる四谷の合不合予備テストは 男女同一問題ですが、男女別に平均点が出ます。 国語以外は男子の圧倒的勝利でした。
塾は限られた人だけなので無作為に選ばれるOECD生徒の学習到達度調査(PISA)で15歳時点の学力を比べてみる。
世界・数学平均点の男女差(男-女)ランキング - 世界ランキング
数学は男子が女子より17.87点高い。
世界・科学知識平均点の男女差(男-女)ランキング - 世界ランキング
科学は男子が女子より10.99点高い
世界・読解力平均点の男女差(女-男)ランキング - 世界ランキング
読解力は女子が男子より24.11点高い
数学と科学は男子の点数が良く、読解力は女子が良い。総合すると4.75点男子が高く15歳の時点でも男子のほうが点数はいいようだ。
最近の女子優秀説のうさん臭さ
女性脳はマルチタスクが得意は誤り
同時に複数の仕事こなす「マルチタスク」能力、高いのは女性より男性
スウェーデン・ストックホルム大学(Stockholm University)は20~43歳の男女160人の協力を得て実験を行い、作業記憶と空間認識能力をそれぞれ調べる2種類の作業を同時にこなしてもらった。1種類目の作業は、異なる時間を表示しながら異なる速さで時を刻むデジタル時計3個を見てもらうというものだ。被験者たちには、簡単なルールに従って、一定の時間が表示された時にその時間を記録してもらった。
さらに、被験者たちには2種類目の作業として、コンピューター画面上に流れる文字テロップを見張ってもらった。テロップにはスウェーデン人の一般的な名前が次々に現れる仕掛けになっており、その中から、ある決まった名前が現れた時にマウスのボタンを押してもらった。
研究を主導したストックホルム大のTimo Maentylae教授(心理学)によれば、結果はこれまでの通説を覆すもので、時に男性のほうが女性よりも並行処理の能力が高かった。
女性は同時にいろいろできるけど男はダメ、というのは「俗説」
女性は同時にいろいろできるけど男はダメ、という「俗説」は、実は少なくとも霊長類ヒト科には必ずしも当てはまらないようです。数人のトップクラスの神経科学及び認知心理学の専門家によれば、女性の方がマルチタスキングに優れているといういかなる証拠も存在しないということである。