痛みに強いのは男と女どちらか(電気刺激による実験)

 
検査対象者
ボランティア学生と神経障害を有さない外来患者(非糖尿病群)と糖尿病教育入院患者(糖尿病群)を対象に実地した。
非糖尿病群の総数は1658名(男1024名、女634名)である。糖尿病群の総数は829名(男477名、女352名)である。
 
 検査方法
検査部位に電極を装置し、閾値確認用のストップスイッチを被験者に持たせ、刺激電流感覚を被験者が近くした際にスイッチを押すように指示した。
実際の計測に当たっては、それぞれの部位で3回ずつ測定して、平均値をその部位における知覚閾値として採用した。
 
測定結果
いずれの部位でも男性よりも女性の知覚閾値の方が小さく女性の閾値は前腕部で男性の約0.8倍、足根部およびアキレス腱で約0.9倍であり、統計的な有意差が確認された。
 
村上信五が司会を務める月曜から夜ふかしという番組で、電気刺激に対する男女のリアクションの差が話題になったみたいだが(男性だけが大袈裟に痛がる)、やはりバラエティー番組は、当たり前だが面白おかしく編集しているようだ。
以前に書いた電気刺激に対する痛みの反応の性差を測る実験でも、今回の実験でもやはり男性の方が痛みの閾値は高い結果(むしろ女性が痛みに強い研究結果を探してもほとんどない)になった。
 


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