男の方が男性ホルモンで痛みに強い事が判明
男って鈍感ね!腹立たしく感じている女性は少なくないことだろう。でもそれは男性らしさの裏返しなのかもしれない。
そう、男性は女性よりも鈍感である。少なくとも痛みに関しては。その理由は男性ホルモンのテストステロンが痛みを鈍らせるからである。
テストステロンが入ったシリコンゴム容器をスズメの背中に移植してテストステロンを与えた。52℃の温度ではテストステロンを投与されたスズメは投与されていないスズメに比べて3倍も長い時間脚を上げないでいた。つまりテストステロンを投与されたスズメは痛みに対する耐性が高まったのである。
むしろ女性は生物学的に痛みに弱いのだという。
ペインクリニック講座教授の井関さんによると、女性は男性に比べ、生物学的に痛みを感じやすいという。
女性は男性に比べて骨や神経を守る筋肉が少なく、高齢になると節々の痛みが出やすい。また、男性ホルモン「テストステロン」は痛みを鈍らせる働きがあるが、女性はこのホルモンの分泌が少なく、更年期後に女性ホルモン「エストロゲン」が減るとさらに痛みを感じやすくなるというのだ。
テストステロンが、痛みの感度に何らかの影響を、およぼしていることは間違いなく、慢性的に痛みを感じている男性に、テストステロンを補充してやると効果があるかもしれない」とコメントしています。