妻の収入に依存している男が浮気をする確率は、男の収入に依存する女の浮気率に比べて、3倍高い

“夫婦間での収入の格差”も、男性を不倫へと走らせてしまう原因

になりうるということが、スタンフォード大学クリスティン・マンチ博士の研究で明らかになりました。

 

マンチ氏が米学術誌「アメリカン・ソシオロジカル・レビュー」6月号に掲載した論文によると、生活費を妻の収入に完全に依存している若い男性が浮気をする確率は、逆に、男性の収入に依存している女性の場合の浮気率に比べて、3倍高かった。

男性の収入が配偶者の収入に対して増えるほど、浮気をする確立は低くなるという。

 

配偶者に対して経済的に完全に依存している場合、男性のほうが女性よりも浮気をする可能性が高かったことは、「この理由は、男性らしさに対する"脅威"で説明がつくと思われる」と話している。

 

 「男性、特に若い男性の場合、よくいわれる"男性らしさ"の定義には、複数の性交渉相手に対する性的生殖能力と征服がある。

不倫は、脅かされている"男性らしさ"を再び確立する方法になる可能性がある。また、不倫によって、稼ぎのよい配偶者から遠ざかることができる」と、同氏は述べている。

 

アトランタコーネル大学の研究でも同じような結果が見られ、稼ぎがパートナーより少ない男性では、そうでない男性よりも浮気率が高かった。