母親の深い愛情を受けて育った子供は脳は2倍のスピードで成長する
赤ちゃんは母親の匂いが大好き
赤ちゃんが好きなのはミルクやおっぱいのようなほのかな甘いにおい。
でも、いちばん好きなのはママのにおいです。
赤ちゃんはママの匂いが大好き!
産まれたばかりの赤ちゃんのそばに、ママの母乳をしみこませたガーゼと、他人の母乳をしみこませたガーゼを置くと、赤ちゃんは例外なくママのガーゼのほうに顔をむけるという実験結果 もあります。
実験内容
Cernoch & Porter (1985) は生後15日ぐらいの新生児がどれだけ自分の母親の匂いを識別しているかを実験的に調べました。
母親(他にも,父親,出産経験のない女性,新生児を持つ他の女性)に就寝時に約8時間わきの下に挟んでもらったガーゼを匂い刺激として使いました。
新生児は頭の側の左右に大人の匂いをしみこませたガーゼを取りつけるホースの先端が付いたベビーベッドに寝かされました。
そして,左右に別々のガーゼを取り付けて1分間の後,2分間の休憩(この間にガーゼの位置を交換)を置いて,さらに1分間新生児がどちらに頭を向けるかを録画しました。
実験結果:新生児が頭を向けていた時間の長さ
実験1:母乳育児 母親>出産経験のない女性
実験2:母乳育児 母親>授乳中の他の女性
実験3:母乳育児 父親=無関係の男性
実験4:ミルク育児 母親=ミルク育児中の他の女性
実験5:ミルク育児 母親=出産経験のない女性
母乳育児によって新生児は母親の匂いに対する親近性を急速に形成するのかもしれません。
当然と言えば当然ですが,父親の匂いに対する選好はありませんでした。
父親と無関係の男性との間に差がなかった
赤ちゃん・新生児はどんなにおいを嗅ぎ分けられる?
嗅覚は五感の1つで、においを嗅ぎ分けられる能力です。
鼻の奥に嗅覚細胞があり、そこににおいの元となる物質がくっつくと信号に変換されて脳に伝達され、においを認識できるという仕組みです。
ママの体のにおいも認識できるので、他の人に抱っこされるとにおいの違いで気づいて泣き出してしまうことがあります。
赤ちゃんはママの匂いが大好きです。ある調査では、母乳がしみこんだ複数の母乳パッドを赤ちゃんに嗅がせてみたところ、自分の母親のものを嗅いだときに口の動きが最も活発になったそうです。
母親の深い愛情を受けて育った子供は脳は2倍のスピードで成長する
ワシントン大学の研究によると、“愛情深く良き援助者である母親”の子どもの脳は、“冷たくよそよそしい母親”の子どもの脳と比べて、2倍のスピードで成長することを発見しました。
脳スキャンの結果は、6歳児までの養育がもっとも効果的であることを示しています。
子どもが小学生になるまで、専業主婦として子どもに寄り添うという選択肢もありかもしれませんね。もしかしたら、子どもの脳の成長という大きなメリットがあるかもしれません。
約10ヶ月お腹の中で繋がっていたんですもの。母親は唯一無二の存在だと思いますよ。