生物学的に痛みに弱くできているのは女性だった
専門家に言わせると女性は特に痛みに強くはないのだそうだ。
よく「女性は出産の痛みに耐えられるほど強い」といわれる。確かに多くの女性は月々の生理痛や頭痛など日常的な痛みには慣れている人は多い。しかし、順天堂大学医学部でペインクリニック講座教授を務める井関雅子さんは「女性が特に痛みに強いわけではない」と言う。
実際は女性は痛みに強いどころか、男性と比べると痛みに弱いらしい。
ペインクリニック講座教授の井関さんによると、女性は男性に比べ、生物学的に痛みを感じやすいという。
女性は男性に比べて骨や神経を守る筋肉が少なく、高齢になると節々の痛みが出やすい。また、男性ホルモン「テストステロン」は痛みを鈍らせる働きがあるが、女性はこのホルモンの分泌が少なく、更年期後に女性ホルモン「エストロゲン」が減るとさらに痛みを感じやすくなるというのだ。