男性の収入が配偶者の収入に対して増えるほど、浮気をする確立は低くなる

配偶者への経済的な依存度が高いほど、パートナーを裏切る可能性が高い。

コネチカット大学社会学助教授のChristin Munsch氏らによる、このような研究成果が、『American Sociological Review』(6月号)に論文として掲載された。

 

この研究結果によると、男性に経済的依存している女性が浮気する確率は5%だったのに対して、女性に経済的依存度している男性が浮気する確率は15%と女性に比べかなり高い数字に。

男性の収入が配偶者の収入に対して増えるほど、浮気をする確立は低くなるという。

 

特に男性が稼ぎ頭の役割を失っていれば、彼は男らしさを回復するために何らかの行動に出る可能性が高い。Munsch氏は「追い込まれた男性は浮気をすることで収入の多い妻から距離を置くか、妻を罰しようとする」と述べた。

 

 同じような研究は、アトランタで開かれた米社会学会(2010年)でも報告されている。

コーネル大学の研究チームによる「夫は妻より経済力が落ちると浮気を始める」というもの。

 

研究チームは、男性にとって「一家の稼ぎ手」は男性のステータスであり、それが危うくなった時に「浮気」という手段でそのアイデンティティーを回復しようとしているのではないかと見ている。